学部

松山南高校の大学訪問、同校OGのmitei井本氏も登壇

 2022年8月8・9日の両日にわたり、愛媛県立松山南高等学校の1~3年生の生徒32名がデータサイエンス学部を訪問しました。

 初日の8日は、姫野准教授と齋藤教授から「データサイエンスの手法とその応用」と「データサイエンス学部の企業連携」、「3Dプリンタと3Dモデリング」と題したワークショップが行われました。「データサイエンスの手法とその応用」では、データサイエンスの定義に始まり、故障予測やPOSデータを用いた受注や売り上げ予測などの実用事例を交えた動向などの概要や、データを可視化することの重要性、また具体的手法として、回帰分析や決定係数、回帰直線についての講義に続き、各自1台用意されたノートPCを用いてデータ分析を行いました。そのExcelを用いたデータ分析では、基本統計量の計算、ピポットテーブルによる集計、回帰分析や重回帰分析による予測モデルの作成を行いました。
 その後2グループに分かれ、滋賀大学データサイエンス学部の特徴である多くの企業や自治体との連携事業の説明を受けるパートと、3Dプリンタを稼働させフィラメントを射出し造形の様子を見るなどするパートでローテーションをしました。

  2日目の9日は、合同会社mitei代表井本氏が「テキストマイニング」についてワークショップを行いました。テキストマイニングについて簡単な説明の後、テキストマイニングツール「KH Coder」を用い、実際に高校野球に関連するツイートをグループに分かれて分析しましたが、最後に行われたグループ毎の発表では、井本氏から「私が初めてテキストマイニングをしたときよりずっと上手くできていた」という総評がありました。

  なお、愛媛県立松山南高校は、スーパーサイエンスハイスクール指定校ですが、その制度開設来20年にわたって指定されている全国でも3校しかない高校の1校です。また、同校が合同会社mitei代表井本氏の母校でもあることから、今回のイベントが実現しました。