学部

第5回滋賀大学データサイエンス連携コンソーシアム交流会を開催しました

 令和4年2月17日、第5回「滋賀大学データサイエンス連携コンソーシアム」交流会を、会員企業、本学学生、教員ら参加のもとオンラインで開催しました。

 交流会は、竹村データサイエンス学部長、参加企業からの挨拶に始まり、データサイエンス教育研究センターの江崎剛史准教授から滋賀大学のデータサイエンス研究として「データ活用によって目指す薬創りの加速化」と題して、縄文時代まで遡る薬の起源や近年の創薬開発にデータサイエンスを応用する意義、また実際に取り組まれている化学物質の構造を数値化して開発を加速化する研究について説明がありました。参加者からは専門的な内容を予備知識がない聞き手でも分かりやすく、とても刺激的だった。創薬にデータサイエンスを活用するイメージが明確になった。などの感想が聴かれました。

創薬分野が専門の江崎准教授の研究紹介
江崎准教授の説明は企業向けセミナーでも分かりやすいと好評

 続いて、月曜日(2/14)と水曜日に(2/16)に発表を終えたばかりの令和3年度優秀卒業論文・学位論文の発表が以下詳細のとおりあり、発表時さながらの質疑が交わされました。
「打音検査に用いる機械学習モデルの開発と評価検証 」
 ▶饗庭拓真氏 データサイエンス学部4年生
「BERTによる採点アノテーションを用いた記述式答案の自動採点」
 ▶高野峻矢氏 データサイエンス学部4年生
「CNN-GRUによるハイブリッド深層学習モデルの構築と小売業界における商品の販売予測」
 ▶本庄和志氏 大学院データサイエンス研究科2年生
「金融ビッグデータによる所得と消費のGibrat則の検証と給付金による消費喚起効果の推定」
 ▶山本優斗氏 大学院データサイエンス研究科2年生

 竹村学部長からは、滋賀大学が引き続き拠点校に選定された「数理・データサイエンス・AI 教育の全国展開の推進」事業、令和4年4月から新体制で臨む「データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター」のプロジェクト、また令和3年度から西の拠点として事業に参画している「統計エキスパート人材育成コンソーシアム」事業について説明があった後、データサイエンス学部第1期生で現在江崎グリコ株式会社経営企画部デジタルチームに所属される木方泰輔氏から、同社でご自身が関わられるデジタル領域での取り組みなどについて紹介があり、学生や会員企業の参加者から関心が寄せられました。

 今回の交流会が令和3年度の最終回となり、次回は令和4年度の開催予定です。引き続き、最新の教育研究情報の公開やDS人材の交流活性化など、コンソーシアム事業を拡充してまいりますので、皆様のご入会・ご参加をお待ちしています。

一般社団法人近江データサイエンスイニシアティブ・Webサイト : http://www.ohmi-dsi.jp/

交流会特設サイト : https://www.ds-conso.online/