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DEMLセンター共同研究成果発表会を実施 「データサイエンス・AI技術による最適配送ルート設定の自動化アルゴリズムを実現」

 滋賀大学と株式会社帝国データバンク(東京都)が運営するData Engineering and Machine Learningセンター(以下、DEMLセンター)は、能勢鋼材株式会社(本社:大阪市旭区 代表:能㔟孝一 以下、能勢鋼材)と昨年来共同研究を実施してきましたが、この度、複数台のトラックによる最適配送ルート設定の効率化を行う、自動化アルゴリズムの構築を実現しました。この成果について、データサイエンス技術の社会実装に多大な貢献を果たすものとして、10月29日(木)滋賀県庁で共同研究成果発表会を行いました。

(成果概要)
 能勢鋼材では今まで配送割り当て、配送先ルートの設定について担当者の経験に委ねられていた部分が大きく、受注件数の増加に対応するための業務改善が課題となっていましたが、今回の共同研究で得られたアルゴリズムを使うことで、納得感の高い配送の割り当てと配送ルートの設定(最適配送の自動化)が実現し、業務改善が期待できるものです。
 今後、能勢鋼材では、この共同研究で得られた成果を自社のシステムへ組み込み、本格的な実装を進め、社員の満足度向上や更なる業務の効率化を目指す予定となっています。
 DEMLセンターでは今後もデータ研磨及びデータサイエンスの技術の活用により、参画企業との共同研究を通じて、社会貢献に努めてまいります。
 この取り組みは鉄鋼・非鉄金属業界でも注目されており、業界の専門紙である日刊産業新聞でも取り上げられました。

https://www.japanmetal.com/news-t20201030100931.html

オンラインで参加された帝国データバンクの後藤健夫常務DEMLセンターアドバイザの北村慎也氏

写真左から研究支援者・データサイエンス研究科博士前期課程2年百瀬さん
研究員・データサイエンス教育研究センター山口助教
主任研究員・データサイエンス教育研究センター大里特任助教
能勢鋼材 柴坂総務部課長
能勢鋼材 能㔟社長
DEMLセンター長・データサイエンス学部杉本教授
竹村データサイエンス学部長
須江理事