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製造分野に精通したデータサイエンティスト育成のため、住友金属鉱山(株)と教育コンテンツの共同開発を開始
このたび、本学は、住友金属鉱山株式会社と連携し、製造プロセスのデータ解析教育用コンテンツの共同開発を本格的に開始しました。
本開発は、同社が本学データサイエンス学部の河本研究室に対し、結晶粉製造プロセスを模した実験装置を提供し、研究室学生がその装置を動かし、実際の製造現場に近いデータを取り出し、その解析結果をもとに、さらに様々な要件を変化させながら、改善に向けた実験を行っていくものです。
今回の共同開発研究では、データサイエンスを教える大学が自ら製造プロセスの模擬データを作成し、学生に生きた教材を提供できるようになる、おそらく世界初の非常に画期的な試みです。これにより「統計解析系の基礎教育」のみならず「実践的な製造業向けの応用教育」が可能になります。
近年、製造業においてはAIやIoTなどデジタル化の急速な進展によって、取り扱うデータ量も膨大かつ複雑化しています。そうしたなか、データに基づき製造現場の課題を解決するデータサイエンティストは不可欠です。しかし、データ解析の結果を製造現場で活用するためには、統計的な分析能力だけでなく、専門知識や課題解決に資するデータを見極める技術が必要です。
本学では、本共同研究を通じ、データサイエンティストとして備えるべき統計、プログラミング+α、この+α分野のバリエーションを増やすことで、社会の多様なニーズに応えてまいります。