学部

総務省統計研究研修所との共催による「2020年度教育関係者向けセミナー」を開講

 2020年8月17日(月)、JR大津駅前の本学大津サテライトプラザにおいて、統計指導者講習会「教育関係者向けセミナー」を総務省統計研究研修所との共催で開講しました。
 本セミナーは、本学データサイエンス学部設立を機に連携を開始した総務省統計研究研修所と共催で実施しており、今回で第4回目となりました。
 また、セミナーは対象者を西日本地区の小・中学校、高校や教育委員会などの教育関係者として、データサイエンスに関するリテラシーの向上や、データサイエンスを用いた授業デザインをテーマに講義や演習を行い、受講者に統計指導のスキルを磨いてもらうことを目的としています。
 午前の部ではデータサイエンス学部副学部長の椎名教授が講師となり、「データサイエンスの現状について」、「大学におけるデータサイエンス養育の位置づけ」を演題に講義を行いました。この講義の中では、講師と受講者との意見交換が行われ、データサイエンス教育を巡る地域や校種別の実態や課題が共有されたことが印象的でした。
 午後の部ではデータサイエンス教育研究センター副センター長の市川教授が講師となり、「データ駆動型の探求授業」のデザイン」と題し、各校種で求められるデータサイエンス教育の導入に向けて、PPDACサイクルに基づく分析例が実例を交えて紹介されました。後半のグループワークでは、この内容を踏まえた授業デザインの設計について、校種別で編成されたグループ毎で発表に向けた議論や検討がなされましたが、受講者らは早速PPDACサイクルをなぞり環境問題や学習効率と学習環境等をテーマに授業デザインを発表し、活発な意見交換や講師から示唆に富んだ助言がありました。
 なお本年は、コロナウイルスの感染防止対策のため、会場定員60名のところ受講者を半分以下としたうえで、受付時の検温とマスクの着用を徹底し、会場では換気を頻繁に行い、安全な環境を確保し実施しました。