滋賀大学は、スーパーサイエンスハイスクールである滋賀県立虎姫高校と2016年に連携協定を結び、2018年度よりサマーセミナーを行っています。
　2019年度理系サマーセミナーが、滋賀夕刊デジタル版で８月３日取り上げられました。このセミナーは、7月31日、8月1日の2日間に、データサイエンス学部の畑山満則 特別招聘教授（京都大学防災研究所）、及び和泉志津恵教授が担当し、21名の生徒が参加のもと開催したものです。
　1日目には、データサイエンスと河川氾濫シミュレーションについて講義を行い、ドローンによる河川地形の撮影計画を作成しました。2日目は、ドローンを活用して姉川流域の対象地域を空撮し、滋賀大学の情報教室において、河川地形モデルを更新するためのオルソ画像を作成し、この画像データと、滋賀県が公表している地先の安全度マップのデータをGISで重ね合わせ、水害リスクについて議論しました。
　なお、このセミナーで収集されたデータは、滋賀県の地先の安全度マップの更新に活用される予定です。野外調査の実施にあたり、滋賀県土木交通部流域政策局、長浜市役所、長浜市大井自治会に協力いただきましたことに謝意を申し上げます。
　今後とも、統計・数理的分析力と価値創造力を育成する教育活動を支援してまいります。

参考サイト出典：滋賀夕刊デジタル版（2019年8月3日付け）

虎高生、ドローンで防災にひと役