お知らせ

データサイエンスシンポジウム~企業と大学による未来に向けた共創~を開催

 2025年3月31日、「データサイエンスシンポジウム~企業と大学による未来に向けた共創~」を開催し、企業、学生、教育関係者など、オンラインを含む約150名の方にご参加いただき、大盛況のイベントとなりました。
 本シンポジウムはデータサイエンスによる大学と企業の取組みを通じて、産業界を更なる高みへとつなぐべく、実社会でのデータサイエンス活用の歴史、成果、課題について振り返り、また、新しい取り組み、これからの思惑について発信、共有することで 「DS を活用した企業の未来、これからの企業人財教育、課題解決について」、「これから大学が提供する価値」、「企業と大学によるイノベーションの創造」についてなど、オープンに議論し話しあう場として、さらなる可能性を展望し、実施されました。
 竹村彰通学長からの開会の挨拶にはじまり、江崎剛史准教授から「データの有効活用を目指したデータ整備」と題し事例紹介が行われ、良質なデータを大量に人的コストをかけずに準備する方法について講演がありました。続いて高柳昌芳准教授から「琵琶湖産淡水真珠の復興を目指してのアオコ発生分析」と題し事例紹介が行われ、琵琶湖の水質悪化によるアオコの大量発生の条件探索と、人手による目視を画像処理で機械化する方法について講演がありました。
 その後、滋賀大学と企業との取組として、深谷良治データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター長より「データサイセンスによるビジネス価値創造に向けてお客様と伴走する」と題し、本学のデータサイエンス領域での人材育成や、データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターでの様々な企業連携形態、特に共同研究についての事例紹介が行われました。
 続いて、データサイエンス学部卒業生の杉山恭誠氏(トヨタ自動車株式会社)、福田奈央氏(西日本旅客鉄道株式会社)より、学生時代のデータサイエンスの学びが、現在の仕事にどのように活用しているかについて、実体験を踏まえた説明がありました。
 昼食休憩中には、データサイエンス研究や産業界での地域創生活動に関するパネル展示や、AIを用いたアートや、デモンストレーションツアーが開催された後、4月1日本学データサイエンス学部着任の太田智美講師によるPepperデモンストレーションが実演されました。
 午後の部では、市川治学部長より「データサイエンス2.0」と題し、データサイエンスの将来展望について講演の後、産業界より、企業活動においてデータサイエンスを実践されている現状と今後の展望についての事例紹介があり、現場目線で、データサイエンスがどのような形で社会に実装されているか、参加者に共有されました。
 最後に、笛田薫データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター副センター長よりシンポジウムの振り返り、須江雅彦データサイエンス担当理事より閉会の挨拶が行われ、盛会のうちに終了しました。

参加者での集合写真
竹村学長による開会挨拶
江崎准教授による講演
高柳准教授による講演

深谷データサイエンス・AIイノベーション 研究推進センター長による講演

デモンストレーションツアー

太田講師によるPepperデモンストレーション

市川学部長による講演
須江理事による閉会挨拶
会場の様子