お知らせ

NVIDIA学生アンバサダーが先端AIとデジタルツインの可能性を探るワークショップを開催

 2024年11月30日、本学とエヌビディア合同会社(以下、NVIDIA)の連携協定に基づき、認定された学生アンバサダーが東京工科大学において「GPUが魅せる新たな未来:先端AI・デジタルツインワークショップ」を開催しました。本イベントでは、滋賀大学と東京工科大学のNVIDIA学生アンバサダーが協働し、AIチームとデジタルツイン(DT)チームがそれぞれの専門性を活かした研究発表とデモンストレーションを実施しました。

 AIチームは、GPUの基礎知識を始め、NVIDIA NeMo Frameworkを基に LLM(Large Language Model; 大規模言語モデル)・RAG(Retrieval-Augmented Generation)開発、NVIDIA MONAI の医療画像の3Dセグメンテーションと、NVIDIAが提供するデータサイエンスに関するパッケージやプロダクトの取り組みを中心に発表を行い、これらの技術の幅広い活用可能性を示しました。特に、具体的な課題解決の取り組みとして、LLMやRAGの仕組みと応用例をわかりやすく解説しました。

 DTチームは、前回のワークショップでも解説したNVIDIA Omniverse、そして新たなサービスとして、NVIDIA NIM™ 推論マイクロサービスの詳細な解説を行い、その技術がもたらす産業メタバースやデジタルツイン領域での応用可能性を示しました。実演ではNIMを用いたNVIDIA ACEによるデジタルヒューマンの活用、OpenUSDエコシステムにおけるNIMの活用事例を紹介しました。

 このイベントには、教員、学生、産業界の技術者を含む約80名が参加しました。NVIDIAの先端技術に興味を持つ参加者が、会場とオンラインに集い、学生たちの発表に耳を傾けました。AIとDTという異なる分野のチームが連携し、それぞれの専門性を活かして技術の実用性や未来への可能性を探る姿勢を、参加者の方々に伝えることができたと考えます。

 今後とも、NVIDIA学生アンバサダーでは、さらなる技術発展のインプットだけでなく、プロダクトの利用経験を通じたワークショップや研究の実施などを続けてまいります。

《関連情報》
・NVIDIA | Japan Blog「NVIDIA 学生アンバサダープログラム」始動
https://blogs.nvidia.co.jp/blog/nvaitc-shiga-u/

・国内大学で初、米国大手半導体メーカーNVIDIAと協定を締結
https://www.shiga-u.ac.jp/4114/

・NVIDIA学生アンバサダーらが「デジタルツイン」に関するワークショップを実施
https://www.ds.shiga-u.ac.jp/information/1137/

・東京工科大学デジタルツインセンター 
https://www.teu.ac.jp/dtc/

イベントに参加していただいた皆様@東京工科大学デジタルツインセンター
開会の挨拶を行うDTチームメンターのNVIDIA梅澤さま(左) と司会を務めた戸簾さん(右)
司会の戸簾さんと発表者の小倉さん
メンバーと共に挑んだKaggleでの経験を活用した提案をする上野さん(オンライン参加)
NVIDIA NIMに関する紹介をした菅沼さん
閉会の挨拶を行うAIチームメンターのNVIDIA Vincentさま