お知らせ

近畿3大学によるデータサイエンスシンポジウムを開催-数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアム近畿ブロック公開FD-

 8月5日、数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアムの拠点校(全国で11校)である本学が、データサイエンス系学部を擁する大阪成蹊大学・兵庫県立大学と連携し、同コンソーシアム近畿ブロックの公開FDとして「3大学データサイエンスシンポジウム2024」を開催しました。このシンポジウムには高校生や教育関係者、企業、自治体等を含め約120名の参加がありました。

 当シンポジウムは、データサイエンス系学部の教育・人材育成についての情報交換、課題の把握と共有、解決に向けての検討を行う機会提供の場として催すもので、今回は高校における情報教育の在り方についてもセッションを設けました。最初に、滋賀大学データサイエンス学部の市川学部長をはじめ、各大学の学部長から自校の特色ある取組および今後の展望の紹介が行われました。次に本学博士前期課程2年の戸簾隼人さんを含め3大学の代表学生より、自身の研究内容の発表がありました。

 続いて3大学の若手教員による研究発表があり、本学からは奥村太一准教授が「教育データサイエンスへの招待」と題して発表を行いました。
 最後に、「高校情報教育の現在地」というテーマで、彦根東高校、雲雀丘学園高校、摂津高校の情報教育ご担当の先生から、それぞれの高等学校での情報教育の取組や課題についてのプレゼンテーションがあり、それを受けて情報教育の重要性やデータ取り扱いのリテラシー教育についてのパネルティスカッションが行われ、活発な議論が繰り広げられました。

 滋賀大学は今後も社会の要請に応え、データサイエンス・AI分野の教育研究力を強化し、その成果を対外的に発信してまいります。

市川学部長による学部紹介

研究発表を行うデータサイエンス研究科 戸簾さん

研究発表を行う奥村准教授

会場の様子